Cut Copy といふバンドがある。 オーストラリアのバンドで、 ニューウェーヴっぽい爽やかな曲を作るので、 そこそこ好きなバンドだ。
ちっとも知らなかったのだが、 この Cut Copy の初期メンバーに Bennett Foddy の名前があった。 さう、クソみたいな難易度と壺に入ったおっさんといふシュールさで有名なゲーム、 Getting Over It を作った人だ。
マジかよ!と思ってインストールしてしまった。 このゲーム、ホントむずいな!
しかも、むずいだけならいいんだが、 ちょいちょいナレーターが煽ってくるのだ。
うるせーーーーー。知っとるわ!!!!!!
とまあ、怒ったふりをしてみたが、 實際にゲームをやってるときは別にムカついたりしない。 寧ろ、ワハハと笑ひが出る。
このゲーム、何がむずいって、操作なのだ。 思ったやうにハンマーが動いてくれないといふよりは、 當り判定が細かくて、 うおあー、そこにハンマー引っ掛けるつもりはなかったんだあああ、 みたいなミスがしょっちゅう起こる。
で、焦ってさういふミスを重ねると、 あれよあれよとスタート地點まで戻されてしまったりする。 でも、やってると悔しいことに着実に上達していってしまふのだ。 かういふゲームっていかに動きを憶えるかだから、 何度も失敗してるうちに憶えてしまって、 リカバリーはけっこう餘裕になってしまふんだ、これが。
お蔭で「あっ、バカバカバカバカ!!!」とか「よっしゃあ」とか、 このゲームやってると獨り言が増えてヤバい。 友だちに見てもらひながらやったり、 友だちにプレイさせてそれを眺めたりするのも面白さうだ。 といふか、おれのプレイを見てほしい。 そして一緒に笑ってほしい。
實績厨のおれだが、 このゲームの全實績を解除するためには、 なんと 50 囘クリアしなくてはならない。 できるかな…。 RTA だと 1 分半とかでクリアしてんだよな。やべーわ。 おれなんか 2 時間ぐらゐやって、またスタートに戻されちゃったぞい。 鐵骨にハンマー引っ掛けて進んで行くトコむずいよ!
さうさう、書き忘れてゐたことがあった。 このゲーム、ナレーターがたまに音樂をかけてくれるのだが、 選曲がべらぼうにいい。 知る人ぞ知る名コンピ、 The Rise & Fall of Paramount Records シリーズに入ってゐるやうな、 戰前のブルーズやジャズを流してくれるのである。 たまーにしかかけてくれないのを殘念に思ふほどいい。 ラジオ的にずっと流してくれよー。頼むよー。